大阪松竹座の座席について、舞台の見え方(歌舞伎公演時の一等席・二等席・三等席)

松竹座には歌舞伎を観るために足を運ぶことが多く、さまざまな場所から舞台を楽しんでいます。
せっかくなので、歌舞伎公演における松竹座の座席からの舞台の見え方をまとめてみます。
チケットを購入するときの参考になれば幸いです(*^^*)

歌舞伎公演のときという視点からこの記事をまとめていますが、各座席からの舞台の見え方は歌舞伎以外のお芝居でも該当しますので、参考にご覧ください。

大阪松竹座の公式な座席表はこちら。照らし合わせながらご覧ください。

お値段が手頃な三等席(3階席)

事前に販売される席の中では、もっとも安価で手が届きやすい三等席。わたしもよく購入しています。
ちなみにチケットのお値段は、出演される俳優などの顔ぶれによって変動するようです。松竹座では、三等席はだいたい4000〜6000円が多いかなという印象です。

3階の中ほど

もっとも舞台を俯瞰して観られる場所。全体をしっかり見渡せます。
舞台との距離は遠いですが、松竹座はそう大きな劇場ではないので、あまり離れているようには感じません。
ただし俳優の細かな表情はわかりにくいので、贔屓の俳優が出演されている場合はオペラグラス必須です。
3F中頃
あと、この写真では少しわかりにくいのですが、舞台正面の3階席は花道が見えづらいです。
花道の舞台にもっとも近いところがやっと見えるかな、という感じ。ですので、花道で俳優が演技をされているときは、音のみで判断することになります。

3階の前方

3階席の前方は人によって好みが分かれるかも? というのも、3階の柵が舞台に被って見えてしまいます。
ガラス製の柵なので視界が遮られることはありませんが、場合によっては気になるかも知れません。
3F前
また、この席で気をつけたい点は、上演中に前に身を乗り出さないこと。3階席では構造上、前方の人が前に身を乗り出すと、後ろの人から舞台が見えづらくなってしまいます。
花道を見たくてついつい身を乗り出したくなりますが、そこはこらえましょう。

3階の下手側、上手側

松竹座では、下手側(舞台に向かって左)、上手側(舞台に向かって右)の壁沿いにも座席が配置されています。
上手側(舞台に向かって右)のお席からは花道がしっかりと見えるので、三等席では特にオススメ。歌舞伎を見慣れている方はこの上手側のお席をお取りになることが多いようで、三等席の中でもこの席のチケットはよく売り切れています。

下の写真は下手側(舞台に向かって左)の壁沿いの席から撮影しました。真正面に写っているのが、上手側の席です。
3F左_2
なお、下手側(舞台に向かって左)の壁沿いの席は、少し身を乗り出せば花道を見ることができます。 観るときは、横のお客さんが見えやすいよう配慮を忘れずに。
3Fh左
ただ、舞台に集中しすぎてずっと身を乗り出していると、意外と疲れます。少し舞台が見えづらくなりますが、たまには背もたれにもたれながら観劇するのが良さそう。

また、このお席の良いところは、宙乗り(俳優が宙づりになって舞台上を移動する演出)がある演目では、目の前に俳優が来てくれること!(花道に近い下手側のお席に限ります)
例えば『義経千本桜 川連法眼館の場』では、クライマックスで源九郎狐が目の前まで来てくれます。もし事前に宙乗りがあると分かっている場合は、こちらのお席を取るのもおすすめです。




舞台が正面から見える二等席(2階中ほど)

たいていの場合、2階中ほど~後方のお席が二等席になっています。
三等席より舞台が近いため俳優の表情も肉眼で判別しやすく、舞台全体を正面から見渡せます。

ワンピース歌舞伎観劇時、中央寄りの2等席(2階7列目)からの写真。舞台がとても見やすかったです。

花道は、舞台に近いところは問題なく見えます。
後方の席だと花道の手前(入口)側は若干見えづらいですが、俳優が大きな演技をされるときは舞台に近い場所に立たれることが多いので、とくに支障はありません。

2F

席のお値段は、1万円前後が多かったように思います。三等席よりは近くで見たいけど、一等席を買うには予算が…という場合におすすめ。




臨場感はダントツ!一等席(1階〜2階前方)

松竹座では、1階~2階前方が一等席にあたります。
一等席というだけあって、お値段はお高め。1万円台半ば~1万円台後半の金額が多いようです。その分、臨場感がものすごくあります!
お財布事情が許すのであれば、ぜひ一度体験していただきたいお席です。

1階

1階席では俳優の表情がよく見えるので、微妙な表情の変化もつぶさにわかります。
1F半ば

花道の側の席は特におすすめ。 俳優を本当に間近で観られます。
花道をバタバタっと駆けていくときなどは、俳優が起こした風を感じるほどです。

1階席の後方である18列目、花道沿いのお席からの写真。
松竹座の座席は前方にいくほど席が沈んでいて(客席からの視界確保のため)、後方になるほど花道を通る俳優のお顔が視線の高さで見られます。

2階前方

2階席の前方の席は視界が高く目の前を遮るものがないので、舞台も花道もしっかり見えます。
IMG_20170108_105159
2階1列目の左端からの眺め。視界を遮るものがなく、とても観やすく感じました。

平成中村座では、2階正面にお大尽席といって特別な席が設えられる場所。真正面から舞台を堪能されたいかたにオススメです。

歌舞伎の一等席のチケットを、お安く購入する方法

余談ですが、値段が最も高い一等席のチケットをお安く購入する方法があります。(他にもあるかもしれませんが、わたしの知っている範囲ということで…あしからず)
それは、生協の『個人宅配(個配・こはい)』に加入すること。
関西圏の場合、松竹座や南座などで歌舞伎の公演があるとき、『個配』のカタログに割引価格でチケットが掲載されていることがあります。あらかじめ絞られている日にちの中から、希望日を選んで申し込むと、後日チケットの当落がわかる仕組みです。
高い確率で当選しますし(ただ、人気俳優が出演されている公演はもちろん落選することがあります。)、土日を含む日程が用意されていたり、大幅に割引されていることもあるので、生協の個配を検討されている方にはぜひおすすめします。

まとめ

松竹座に限らずですが、私見で歌舞伎の席をおすすめするなら…

  • とにかく気軽に歌舞伎を観たい!という方には三等席
  • 予算が限られているけど、舞台を近くで観たい!という方には二等席
  • 俳優の表情や演技をつぶさに観たい! 歌舞伎を体感したい!という方には一等席

が良いかと思います(^o^) 楽しんでくださいね!

松竹座での観劇や、お弁当などについてはこちらにまとめています。