四国こんぴら歌舞伎大芝居(金丸座)の座席について(平場、1階、2階など)

こんぴら歌舞伎は過去4〜5回ほど観劇し、楽しんできました。その都度記憶していた、座席からの見えやすさについてまとめてみました!
チケットを購入するときなどのご参考にどうぞ。

目次

こんぴら歌舞伎(金丸座)の座席の決め方

購入したチケットに書かれている座席の指定は、かつては

  • 1階平場ほ2
  • 1階東桟敷1

など、おおまかな場所の指定のみとなっていました。

一箇所ごとに4〜6名分の座席があり、どの場所に座れるかは観劇当日に早い者順で決まりましたが…

追記:2019年から、一部の席を除いて枝番号付きの指定席に変わりました!

上記に「早い者順」と書いていますが、各座席に枝番号が振られるようになり、早い者順ではなくなりました
2階正面後方の『後舟』のみ枝番号がないようですが、それ以外の座席は、すべて指定される形になっています。

通常時の金丸座の平場(ひらば)のマス席。こんぴら歌舞伎大芝居では縦に分割している梁が外され、座椅子が配置されます。

こんぴら歌舞伎(金丸座)座席の詳細

座席をひとつずつご説明します!
インターネット上に金丸座の座席表がありましたので、こちらも参考にどうぞ。

金丸座 座席表(外部サイトへ)

席種の分類や座席の様子は第33回(2017年度)、第37回(2024年度)の情報をもとに記載しています。年度によって細かなところが変わっている場合があります。ご了承ください。

特別席は見やすく、座っていて楽な席が多い

特別席(公演年によってはS席という名称でした)は、比較的座りやすく舞台が見えやすい座席が多いです。

1階東出席、1階西出孫席

黄色い矢印で指しているお席です。
  • 1階平場の両脇にあり、桟敷席の前に設けられています。
  • 定員は1ブロック3名。
  • 前方にゆとりがあるため、足が伸ばせます!

また、東出席は花道に、西出孫席は仮花道に近いので、歌舞伎役者を目の前で見られるかも!?

2階前舟

舞台や花道を見渡せる、視界の良い場所です。

  • 2階の最前列にあたるお席。
  • 定員は1ブロック3名。
  • 椅子に座って観劇します。
管理人ぬま

わたしは第33回のこんぴら歌舞伎では、前舟の上手よりの席に座りました。とても見やすい良席でした!

こちらの写真は、前舟の中央のお席からの眺め。

絶景かなー!

座席の種類が多いA席

A席は席数が多く、様々な場所から座席を選べます。

1階平場(ひらば)

  • 一階客席中央のマス席です。
  • 基本的に1ブロックにつき5名座れます。舞台最前列のみ、定員が3名ほど。
  • 座椅子が設置されます。

平場席の良いところは、何よりも舞台が近いこと!特に花道の近くのお席は俳優が間近を通ることも多く、臨場感があります!

ただ、結構狭いので、大柄な方や足が悪い方には辛いお席かもしれません。

1階青田組

  • 一階の最後部に設けられたお席のこと。
  • 1ブロックにつき4〜9名座れます。
  • 座椅子や椅子などが置かれているようです。

写真はありませんが、平場より一段高いつくりになっていました。

1・2階東桟敷・西桟敷

2階西桟敷席を、2階前舟から撮影しました。
  • 1階と2階の東西にある桟敷席です。
  • 1ブロックの定員は4〜6名
  • 最前列には座椅子、後方の列には椅子が置かれています。
  • 平場よりも広いので、足にかかる負担は少なそう。

ただし建物の構造上仕方がないのですが、東桟敷・西桟敷は視界に柱が入りやすいです。
また、

  • 2階東桟敷の最後列からは花道が見えにくい
  • 2階西桟敷の最後列からは仮花道が見えにくい

…ようで、役者が花道に出てきたときなど、立ち上がってご覧になっている方もいらっしゃいました。

2階中舟

  • 2階前舟の後ろにあるのが、中舟のお席です。
  • 一マスに4名着席できます。
  • 前列は座布団、後列は椅子でした。

座席同士が近接しているため歩けるスペースがあまりなく、幕間のときに外に出るのに苦労されている方もいらっしゃいました。

もっとも価格が手頃なB席

もっとも安価な座席ですが、席数が少ないです。

  • 2階後舟(正面の最後列)
  • 1階2階東桟敷・西桟敷 最後方

B席とはいえ、金丸座は舞台と客席との距離が近いので、舞台はしっかり見えると思います!

こんぴら歌舞伎(金丸座)おすすめの座席

金丸座の座席を購入する際は、次のような選びかたがおすすめです。

  • 臨場感を楽しみたい場合、A席平場
  • A席がいいけど、足が悪いかたなど、席に余裕を持ちたい場合は1階・2階桟敷席
  • 座席の狭さなど気にせずに観たい場合は特別席

個人的には、A席の購入を検討しているけど席の広さが気になる場合は、もう少し予算を追加して特別席を購入したほうが、ゆったりと観劇できそうです。

特別席はA席よりも席数が少ないので、早めのチケット購入をおすすめします!

なお、座席についてはこんぴら歌舞伎大芝居のWebサイトも詳しく、参考になります。

旧金毘羅大芝居劇場案内 | こんぴーくんの楽屋 | こんぴら歌舞伎

こんぴら歌舞伎(金丸座)の施設について

お食事・お土産

金丸座の前の広場では、三越百貨店や地元のお店などがお食事やお土産を販売されています。

  • 出演されている役者の関連グッズ
  • 風呂敷や手ぬぐい
  • 幟バッグやとんぼ玉などの工芸品
  • 香川県の銘菓 など

さまざまに揃っています。
お弁当や飲み物、軽食なども販売されており、広場のテーブルで食事をとることもできます。

お弁当は座席に持ち込んで食べることも可能です。もちろん上演中は飲食禁止ですので、幕間の休憩中に召し上がってくださいね。

また、上演されている演目や出演者のお名前が書かれている団扇を記念品として頂けます♪ 幕間のときにお茶子さん(案内係のかた)が配布してくださいました。
こちらは2016年度の団扇。見るたび観劇したときのことを思い出します。

ブランケットのレンタル

春といえどまだ肌寒い日もある4月。金丸座一階の出入り口付近で、ブランケットを借りることができます。
寒さが気になる日には忘れずにレンタルなさってくださいね。

こんぴら歌舞伎大芝居 チケットの購入方法

最後に、チケットの購入方法をご紹介します。
通常の歌舞伎の公演と同じく、チケットWeb松竹またはお電話(チケットホン松竹)で購入できます。販売時期は2月上旬頃から。

また、JTBやJRの窓口ではこんぴら歌舞伎大芝居のチケットと交通機関の切符がセットになった観劇ツアーなどもあり、前年の12月上旬頃から販売されています。JTBのツアーは早々に完売になるそうなので、気になる場合は早めにチェックされてみてくださいね。

こちらは、第33回(2017年度)のJTB 四国こんぴら歌舞伎大芝居観劇ツアーのパンフレットを入手した際のFacebookの投稿です。
(宣伝:Facebookページやってます!

こんぴら歌舞伎(金丸座)の座席について、まとめ

昔の様子を残した金丸座で、歌舞伎役者の息遣いを感じながら観劇できる時間は格別です。

また、行くたびに座席の様子などに変化があり、地域の方がこんぴら歌舞伎大芝居を大切にされているお気持ちが伝わってきます。
チケットを取ろうか迷っているかたがいらっしゃいましたら、ぜひ一度、観劇されてみてくださいね!

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