京都南座の座席から舞台の見え方を写真でご紹介(1階・2階・3階、桟敷席も)

京都南座では歌舞伎や喜劇、演劇など、さまざまな舞台が興行されています。
わたしは南座で観劇するたび、座席から見た舞台を写真に撮ってきました。写真が集まってきたので、記事にまとめてみます。

1階・2階・3階から撮った写真座席からの見え方と感想オススメの席など書いていますので、席選びのご参考にどうぞ!

松竹株式会社ホームページの『南座の客席表』もあわせてご覧ください。

目次

南座の1階席からの見え方

1階席は舞台に近く、最も臨場感を味わえる場所。

歌舞伎公演の場合は1階は一等席にあたり、チケット代はお高めです。

1階1列目(最前列)花道横からの見え方

近い。
とにかく舞台が近い!!

…というのが感想です。
舞台で芝居をしている役者の表情や、手先の動きなど、細かなところまで本当によく見えます

さらに1列目花道横の席は「七三」のすぐ隣なので、花道に出てきた役者が真横で芝居をすることも!

花道には、舞台に近いところに「七三」と呼ばれる場所があり、歌舞伎の場合役者が何かしら演技をすることが多いです。「七三」には「すっぽん」という小さなセリ(舞台機構)もあります。

わたしが1列目花道横で観劇したときは

花道のすっぽんから出てきた役者の表情がよく見え
舞台の役者の演技もつぶさにわかり
さらに舞台の上で仕事している裏方さんのお姿も見え…

と、特別な体験ができました。

気になる点:南座の1階1列目は首が痛くなる!?

南座の舞台は、1階の座席に対して高めの位置にあります。そのため1列目に座ると、舞台を見上げる形に。長時間見上げ続けながら観劇するので、首が痛くなるかも…。

贔屓の役者や推しがいる公演を観る方にはオススメしたい席ではありますが、そうでなければ、ちょっとしんどい席かもしれません。

1階6列目あたりからの見え方

当ブログでも記事にしている、南座の『秋の舞台体験ツアー』に訪れた時に座った席。舞台が近くて見やすい、とてもよい席でした。

1列目のように首が痛くなることもありません。

1階の後方、16列目からの見え方

16列目は1階席の若干後方になります。
十分見やすい、よいお席でした。

管理人ぬま

余談ですが、上の写真はOSK歌劇団のレビューを観劇したときに撮ったので、舞台の上の方にミラーボールが写っています。
南座にもミラーボールを設置できるんだなあ…と感心した記憶があります。

19列目あたり、後方からの見え方

1階の後方は2階席の下に位置するため、視界に天井が入ります。

もちろん観劇には支障ありませんが、次のような演出は見えない可能性が高いです。

  • 2階・3階の客席を使った演出がある場合
  • 歌舞伎で宙乗り(花道から3階まで宙吊りで移動する演出)がある場合

1階桟敷席からの見え方

桟敷席(さじきせき)とは、南座の1階左右にある特別な席のこと。

毎年12月におこなわれる歌舞伎の顔見世興行のとき、顔見世総見で芸妓さん・舞妓さんが座る場所です関西の方はニュースで見たことがあるかも?

実はたまたま取ったチケットで桟敷席が割り当てられて、左1扉の桟敷席に座ったことがあります!

舞台の正面ではないから見づらいかな?と思っていましたが、全然そんなことはなく、十分に見えやすい席でした。

舞台を見るとこんな感じ(2024年の三月花形歌舞伎にて。撮影OKの時間帯に撮影しています)

靴を脱いで座席に座れるので、足が楽。
テーブルもあり、休憩時間に飲食するときは便利でした。

桟敷席にはテーブルもあります。

ちなみに左1扉の桟敷席は、花道の「七三」が目の前にあります。 「七三」で芝居をする役者の姿をじっくり見られました。
ただし役者が上手側(舞台を正面にみて右側)に向かっているときは、表情が見えません。

左1扉の桟敷席からまっすぐを見るとこんな感じ。 「七三」にあるすっぽんが見えます。

南座の2階席からの見え方

一般的に、2階は正面に舞台があって観劇しやすい席。

歌舞伎の公演では、南座の2階席は1階席と同じ一等席にあたることが多いです。

2階の最後列(5列目)からの見え方

2階席では、一度だけ最後列に座ったことがあります。
その時の眺めが、以下の写真。

予想外だったのが、天井が低いこと。最後列だとかなり視界に入ってきます。

舞台はよく見えるので観劇に支障はありませんが、

  • 舞台セットの上のほうが見えない
  • ミラーボールなどが下がっている場合、ミラーボールが見えない

…と感じました。

ちなみに2階席の通路(1列目の後ろ)で撮影した写真がこちら。
2階席は前方の席に座ると、天井を意識せずにすみそうです。

南座の3階席からの見え方

3階席は、舞台をななめ上くらいの角度から見られる場所。
歌舞伎の公演では

  • 3階前方が二等席
  • 3階後方が三等席

…になることが多く、他の座席に比べてチケット代が安いです。
さらに南座は3階からも花道が見えやすいので、わたしは3階席もよく利用しています。

ただし、3階席は気にしておきたい点があります。

南座の3階席で気にしておきたい点

気になること1点目:座席が狭い

他の劇場に比べて南座は全体的に座席が狭いそうですが、3階席は場所によって特に狭く感じます。
平均的な体格の方なら観劇に支障はないと思いますが、大柄な方が窮屈そうに座られているのをお見かけすることも。

狭い座席が心配という方は、次の点に気をつけて席を選ぶのがオススメです。

  • 足元にゆとりがある3階の前方の席にする
  • 3階の後方の席をとる場合、通路側の席にする
管理人ぬま

3階後方の座席を狭く感じる理由ですが、わたしは前の座席との距離が近く、足元が狭いせいかなと考えてます。
(どのくらい足元が狭いのかは、計測したことがないのでわかりません)

気になること2点目:傾斜が急

3階席の通路から後ろを撮影した写真。階段の段差の参考に。

3階の後方は、階段の傾斜がかなりきついです。 ご年輩の方や足が悪い方は、上り下りがつらいかも。

そもそも南座は階段が多い劇場なので、移動が心配な方は1〜2階席に座るほうが安心かもしれません。(エレベーターはあります)

3階1列目からの見え方

3階席は座席が狭いと書きましたが、実は3階1列目は特別に足元が広いです!
ゆったりと座れて舞台も見やすいので、わたしが3階席で観劇するときは1列目を選ぶことが多いです。

3階3列目からの見え方

3階3列目は、1列目のように足元は広くありません。舞台は見やすいと思います。

3階5列目からの見え方

5列目の壁側の席からの眺め。

3階席の5列目になると、座席の狭さを感じるようになります。
そのため、わたしはなるべく通路側や壁側の席など、片側が無人で圧迫感の少ない席を選んでいます。

3階8列目からの見え方

8列目中央からの眺め。
舞台をななめ上から見下ろす感覚が強くなりますが、舞台全体を把握しやすく、花道の「七三」も見えます。

南座の座席からの見え方、まとめ

南座の座席について、個人的な意見をまとめてみると…

オススメな南座の座席

  • 好きな役者をかぶりつきで見たいときは1階1列目
  • 臨場感を求めるなら1階前方〜中央までか、2階前方
  • 3階なら、狭さを感じにくい3階前方
  • 3階後方を選ぶなら、通路側

以上です!

南座での観劇を楽しんで!

南座はグッズやお土産品の販売も充実していて、休憩時間も楽しく過ごせる劇場です。
SNSではInstagramの更新が盛んで、インスタライブなども活発にされています。

@kyoto_minamiza_theater

南座での観劇も、その前後も。
ぜひ楽しんでくださいね!

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