南座 秋の舞台体験ツアーで歌舞伎の舞台機構を体験したよ

先日、京都四條南座で開催された秋の舞台体験ツアーに参加しました。

南座の舞台体験ツアーとは、京都四條南座で、歌舞伎劇場特有の舞台機構を実際に体験できるイベントです。

「南座 秋の舞台体験ツアー」開催のお知らせ|歌舞伎美人

舞台体験ツアーの最大の特長は

  • 俳優が実際に立つ場所に、自分も立てる
  • 本番で使われている舞台機構を体験できる こと!

とても楽しかったので、参加した感想をまとめます。
参加を検討されている方の参考になれば幸いです!

ツアーで実施された内容を書いているところは、事前に注意書きをしておきます。
これから参加される方でネタバレを読みたくない場合は、避けてお読みくださいませ。

目次

行ってよかった!歌舞伎の舞台の裏側を知る、貴重な機会

舞台体験ツアーのネタバレはありません。

結論から言うと、歌舞伎の舞台を作り上げる裏側の世界を少しだけ知れるので、行ってよかったです!
もし少しでも舞台体験ツアーに興味があるなら、参加をオススメします!

特に次のような方は、舞台体験ツアーを楽しめると思います。

  • 歌舞伎ファンの方
  • 南座で舞台を観たことがある方
  • 舞台機構がどのようになっているのか、興味がある方

南座で公演のない期間に開催

舞台体験ツアーの開催時期は、1年のうち、南座で公演のない期間におこなわれます。

numa

南座が新開場されてからの情報しか調べられませんでしたが、平時であれば1年で複数回開催されるようです。

所要時間は短く、参加費もリーズナブル。気軽に参加できる

所要時間30分程度
参加費1,500円

舞台体験ツアーの所要時間は30分ほど。
短いようにも思えますが、その間ずっと舞台機構を見て・体験できるので、充実した濃い時間を過ごせます。

参加費は1,500円
美術館の入館料くらいの金額で南座の本物の舞台を見て回れるので、個人的にはとてもお得に感じました。

わたしをはじめ、ひとり参加の方もたくさんいらっしゃいました。
おひとりの方でも、気軽に参加できます😊

舞台上から客席を見る、という貴重な経験をできる

舞台体験ツアーでは、南座の舞台に上がれます。
実際に舞台へ上ってみて、舞台から眺める南座は、わたしが客席から見ている南座とは全く違うことに衝撃を受けました。

客席が近い!

舞台から見ると、客席をとても近くに感じました。
特に3階席は、全ての席がよく見えます。

本記事の後半で、写真を掲載します!

花道や舞台の広さを実感できた

客席から見ている限りでは、舞台や花道の広さを頭で想像するしかありません。

いざその場へ上がってみると、花道の道幅・舞台の大きさを実感し、俳優が衣装を着て舞台上で演技をするようすを、リアルに想像できました。

numa

舞台機構を体験したことで、今後、俳優が舞台で芝居をしているときの見る目が変わりそう…。

南座の客席内も、もちろんゆっくり観察できる

舞台体験ツアーでは、はじめは指定の客席につきます。

その間、客席の天井・舞台の緞帳など、普段あまり観察する暇のない場所をゆっくり見て、写真を撮ることもできます。
むしろ皆さんそうされているので、堂々と劇場内の写真を撮れるのが嬉しい!

南座の内装について詳しく書かれたパンフレットもいただけます。
南座の内装の意匠についてまとまった、興味深い一冊でした。

numa

この1冊だけでも満足してしまいました😊

顔見世興行ゆかりの品も展示

わたしが参加した頃は11月。
顔見世興行が迫った時期だったから? 定かではありませんが、ロビーにて吉例顔見世興行のゆかりの品なども展示されていました。

南座新開場のこけら落とし公演、平成30年の吉例顔見世興行のポスター。

まねき看板を間近で観察できて、興奮しました!

まねき看板には鉛筆で補助線が引かれており、職人さんの手仕事が垣間見えました。

舞台体験ツアーで見た、歌舞伎の舞台機構の写真など

ここから、舞台体験ツアーのネタバレがあります

花道を歩く

花道とは

舞台の下手から客席のなかを貫いて伸びる廊下のような部分のこと。舞台で演じられている場面に合わせ、道や廊下、海・河岸などに変化します。また、俳優が客席の後ろの小部屋から舞台へ出入りする通路となりますが、客席のすぐ近くで演技をして観客に親しんでもらうための場所でもあります。

https://www2.ntj.jac.go.jp/unesco/kabuki/jp/stage/

舞台体験ツアーでは、まず花道から舞台へと上がります。

歌舞伎俳優のように、揚幕から花道へと出ます。

想像していたよりも花道の道幅は狭いし、客席が近い!
歌舞伎俳優はこの景色を見ながら舞台に出ているのか〜と興奮。

  • 音声はありません。
  • 参加者のお顔がわからないよう、映像を加工しています。

舞台からの景色

舞台から見ると、客席をとても近くに感じます! お客さんの顔がつぶさにわかりそう。

南座は小さめの劇場だと認識してはいたものの、舞台から客席を見ると、想像以上にコンパクトにまとまっていると感じました。

廻り舞台に乗って回る

演劇では廻り舞台(盆)が回って場面転換することがよくあります。
実は歌舞伎発祥の機構で、世界に広まったのだそう!

盆の上に乗って、回る経験もさせていただけました。

  • 音声はありません。
numa

意外と早くて、ちょっと怖いです。

セリに乗る

セリとは

舞台の一部を上下に動かせるようにした仕組みのこと。大小さまざまの「セリ」があり、人物だけでなく、大きな舞台装置を上下させることもでき、演出に応じてさまざまな効果をあげることができます。

https://www2.ntj.jac.go.jp/unesco/kabuki/jp/stage/

舞台の上に設けられているセリ
南座の舞台には、上にあがるセリと、下に沈むセリのふたつがあります。
どちらのセリにも乗り、体験できました!

下に沈むセリは、沈みきると舞台から完全に見えなくなります。
これでも南座のセリは浅い方らしく、他の劇場ではもっと深いセリがあるそうです。

沈みきったところ。早変わりのある演目では、下がったセリで俳優が早着替えをおこなったりするそう。

上にあがるセリでは、1m80cm程度の高さになります。
高いところが苦手なnumaには、ちょっと怖かったです😅

わかりにくいですが、舞台の上にある紅葉の装飾に後少しで手が届きそうな位置です。

大道具の搬入口を見る

舞台袖にある大道具搬入口を開けて、見せていただきました。
搬入口から鴨川沿いの景色が見えます。

大道具の裏側には紙が貼り付けられていて、よくよく見ると、大道具を使ったと思われる公演名が書かれています。

右側の大道具の裏に『超歌舞伎』と書いてあります。中村獅童丈の『超歌舞伎』で使われた大道具?

緞帳を後ろから見る

最後に、舞台の緞帳を下げていただきます。
降りた緞帳を裏側から眺めるという、舞台の出演者しか見られない経験ができます!

実はこの緞帳、裏側にとある文字が書いてあります。
どんな文字が書いてあるのかは、ぜひ参加して確認してみてくださいね!

南座 秋の舞台体験ツアーまとめ

舞台体験ツアーでは、冒頭に書いた通り、歌舞伎の舞台の裏側を知れる貴重な体験ができました。

  • 歌舞伎ファンの方
  • 南座で舞台を観たことがある方
  • 舞台機構がどのようになっているのか、興味がある方

など、ご興味のある方はぜひ参加してみてください!

開催時期は不定期なようですが、1年のうち、南座で公演のない期間に開催されていますので、南座の情報を定期的にチェックしてみてくださいね。
南座はSNSアカウントでも情報発信されていますので、情報を逃されたくない方はフォローをオススメします!

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