こんぴら歌舞伎のチケットは、だいたい毎年2月下旬頃から一般販売されます。
わたしはこんぴら歌舞伎に一時期毎年のように行っていました。(ここ数年は家庭の都合でご無沙汰ですが、落ち着いたらまたぜひ行きたい!です)
今回はわたしが感じたこんぴら歌舞伎の魅力や、チケットの取り方などをまとめてみます。
四国こんぴら歌舞伎大芝居の魅力
興行がおこなわれる金丸座は、日本最古の芝居小屋です。金丸座については過去記事に詳しく書いているので、そちらに譲るとして…

何度も訪れても感じる最大の魅力は、なんといっても客席と舞台の距離が近いこと!
上演中は小屋全体が同じ空気になる一体感を味わえます。役者の表情もしっかり見えますので、普段なら観劇の必須アイテムであるオペラグラスは不要なほど。

また、金丸座は江戸時代の芝居小屋の面影があり、中に入ると当時にタイムスリップしたような感覚を味わえます。
平場のマス席、ブドウ棚と呼ばれる格子状の天井、宙乗りの時に使われるかけすじ等など…
現代の劇場では見られない設備がたくさんありますので、休憩中にしっかり見ておきましょう!

琴平町の穏やかな空気も楽しみ
金丸座がある琴平の町には、観劇のために何度も訪れています。
最初は歌舞伎を観ることが最大の目的でしたが、何度も訪れるうち、ゆったりと時間が流れる琴平の町が好きになりました。
琴平町に宿をとって一泊し、観劇以外の時間には参道を散策したり、金刀比羅宮(こんぴらさん)にお詣りしたり。とてもリフレッシュできます。

琴平町の好きな景色や場所をご紹介
金刀比羅宮の参道
金刀比羅宮の参道は、階段の多さで有名です。その数なんと1300段以上。(奥社までの数)
参道では険しい階段が続きますので、歩きやすい靴は必須です。

たまにヒールのパンプスを履いたまま登っている女性を見かるのですが、辛そうです…。


金刀比羅宮の鳥居
参道をいくつか登ったところにある、金刀比羅宮の鳥居。桜の時期には、見事な桜が見られます。(ちなみに金刀比羅宮はまだまだ先です。)


写真の手前に座っているのは五人百姓という商人さん。古くから境内で商売することを許された人たちだそうで、べっこう飴を販売されています。
金刀比羅宮のご神馬
境内には厩舎があり、タイミングが良ければ神馬にも会えます。こちらは道産子の月琴号。ほかにもサラブレッドのトウカイスタント号がいます。


金刀比羅宮の奥社までの参道


奥社までの参道は緑が多く、本当に癒やされます。足は辛いですが…。
奥社から見下ろす琴平の景色も素晴らしいので、体調が万全なときにぜひ挑戦してみてくださいね。
灸まん本舗 石段や
ちなみに、琴平町に訪れる度に食べてしまうものがこれ。『灸まん本舗石段や』のお茶セットです。


金刀比羅宮の参道の入り口付近にあるお店で、琴平で有名な『灸まん』を販売されているお店。店内で喫茶もされているので、休憩にぜひ。
こんぴら歌舞伎のチケットの取り方
通常の歌舞伎と同じく、一般販売の時期になればチケット松竹から購入できますが、わたしは毎年11月ころにJTBから販売される四国こんぴら歌舞伎大芝居観劇プランを選んでいます。
関西から琴平町へ行く場合、以下の内容がセットになっています。
- こんぴら歌舞伎のチケット
- 関西からの新幹線のチケット
- 旅館の宿泊がセット
旅館によってお値段は変動しますが、1泊2日 2名で4~6万程度の価格帯が多め。
良席をとれることも多く、お土産もついてきます。毎回すぐに売り切れる人気のプランなのだそう。
こんぴら歌舞伎のチケット+宿泊のみのプランや、こんぴら歌舞伎のチケット+新幹線のチケットのみのプランもあるようですので、ご都合に合わせてそちらも検討してみてはいかがでしょうか?
宿泊する旅館の選び方
わたしは毎回、虎丸旅館という金丸座に近い旅館のお世話になっています。
古くからある旅館らしく、施設に古さも見受けられるので、新しくて綺麗な旅館をお求めの方にはすこし合わないかもしれません。
ただ、女将さんやご主人、スタッフさんのおもてなしが温かい、素敵な旅館です。
金刀比羅宮の参道の中間地点にあるところも魅力。金刀比羅宮への参拝にも、アクセスは抜群です。


こんぴら歌舞伎を旅行気分で楽しもう!
遠方の場合、なかなか気軽に訪れにくい場所ですが…歌舞伎ファンならぜひ一度観てみて欲しいです!
こちらの記事もどうぞ
他にも、このブログでもこんぴら歌舞伎のことを記事にしていますので、よければご覧くださいませ!








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