スーパー歌舞伎II(セカンド)『ワンピース』、通称ワンピース歌舞伎が、2018年4月に大阪松竹座で再演されます!
とても楽しみにしている今回の再演。その基本情報やチケット、席の選び方などをまとめました。
ワンピース歌舞伎とは
ワンピース歌舞伎は2015年に東京で初演された、市川猿之助丈が主演・演出した作品。ワンピースという現代の漫画と、江戸時代から続く芸能の歌舞伎が見事に融合した新しいエンターテイメント作品で、シネマ歌舞伎として映像作品にもなっています。
関西では2016年に大阪松竹座で上演され、チケットが売り切れるほどの大人気でした。わたしも観に行きました(^∀^) 当時のレポはこちら。
なお、大阪での再演に先駆けて、2017年10〜11月に東京の新橋演舞場で再演されています。
主役のルフィを演じていた市川猿之助丈が痛ましい事故により負傷し、休演するというニュースもあったので、ご存知の方も多いはず…。その代役として若手中心のマチネ公演『麦わらの冒険』で主役を務めていた若手俳優・尾上右近丈がすべての公演で主演を務めました。
わたしは遠方のため観に行けませんでしたが、猿之助丈とはまた違うルフィ像がtwitter上でも評判になっていて、大好評のすえ千穐楽を迎えました。
なお、大阪以外では2018年5月に名古屋の御園座での再演が決定しています。
ワンピース歌舞伎で描かれているお話
原作の『頂上戦争』編をもとにした物語で、単行本では51巻〜60巻にあたります。
ワンピースについて、基本的な知識はあるけど詳しくは知らない…という方は、この箇所だけでも目を通しておくと、舞台への理解が深まるのでオススメです。
ワンピース歌舞伎の映像など
YouTubeにワンピース歌舞伎のスポット動画があるので、未見の方はこちらを見るとイメージが湧きやすいかも。
Instagramにワンピース歌舞伎のブロマイド(舞台写真)の公式アカウントがあり、こちらで2017年の東京公演でのブロマイドを見られます。
(わたしは仕事の合間の息抜きに見てましたw)
公演期間・場所
大阪松竹座
2018年4月1日(日)~25日(水)
昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時30分~
大阪松竹座はなんばの道頓堀近くにある劇場です。詳しい位置などについては次の記事にまとめています。
配役
今回の再演では、メインキャストが日によって変わります。
日にちごとの配役は歌舞伎公式サイトの公演情報ページ『公演日程詳細』をご覧いただくとして…
スーパー歌舞伎II(セカンド) ワンピース | 大阪松竹座 | 歌舞伎美人(かぶきびと)
観劇日程を決める際に参考になるよう、それぞれの配役のポイントをまとめてみました。
配役のポイント
市川猿之助丈主演のA, B
『公演日程詳細』にあるA、Bは、市川猿之助丈が主役のルフィを勤めます。日程を見ていると、夜の部の割り当てが多め。
ルフィ以外の配役では、次のような違いがあります。
- A:イワンコフが浅野和之さん(ほぼ2016年の大阪松竹座公演と同じ配役)
- B:イワンコフが下村青さんに
Instagramのワンピース歌舞伎ブロマイド公式アカウントから、猿之助丈のルフィ。
尾上右近丈主演のC, D
変わってC、Dでは、東京の新橋演舞場公演で猿之助丈の代役を勤めた尾上右近丈が主役です。こちらは昼の部の割り当てが多め。
ルフィ以外の配役は次のような違いがあり、A、Bとは趣が異なります。
- C:イワンコフが下村青さん、サディちゃんが坂東新悟丈(ナミ・サンダーソニアとの三役)、マルコが中村隼人丈(サンジ・イナズマとの三役)、シャンクスが市川猿之助丈
- D:Cの配役のうち、イワンコフが浅野和之さんに
坂東新悟丈と中村隼人丈の三役にびっくり…! それぞれ違う演技が観られそうで楽しみ(^^)
また、Instagramのワンピース歌舞伎公式ブロマイドを見たところによると、シャンクスは市川猿之助丈が演じられる際はかなり歌舞伎らしい拵えに変わるようす。そちらも要チェックです。
こちらもInstagramのワンピース歌舞伎ブロマイド公式アカウントから、右近丈のルフィ。
どの日を選ぶ?
今までワンピース歌舞伎をご覧になったことがない方で、夜の部に都合がつく方には、個人的には2016年の大阪松竹座公演と配役が似ているAか、Bを推します。市川猿之助丈は実力も実績もある歌舞伎俳優ですし、何度も同じ役を演じてこられた方が多いので、安定感がありそう。
でもCとDももちろんおすすめです! 尾上右近丈は東京公演での代役で長期間ルフィを演じられており、猿之助丈とはまた違う魅力を持つ、フレッシュで元気なルフィが見られそう。シャンクスを猿之助丈が勤めるという点もポイントです。
要約すると、特にこだわりがなければ、日にちや時間の都合で選んでしまっていいと思います…!(参考にならなくてすみません!)
チケット代
一等席 18,000円
二等席 10,000円
三等席 6,500円
松竹座は全席1,100席弱のさほど大きくはない劇場なので、どの席からでも舞台がよく見えます。
客席から舞台の見え方は次の記事にまとめていますので、チケット選びの際はぜひ参考にご覧ください!
おすすめの席
舞台の臨場感を感じられるのはダントツで一等席(一階席、二階席前方)なのですが、ワンピース歌舞伎では二等席(二階席後方など)も、三等席(三階席)もおすすめです…
なぜなら物語の中盤にルフィが宙に吊られる宙乗りという演出があり、そのときは二階席と三階席の近くまで俳優がやってきて、特等席になります(^^)
また、通路に俳優が降りてくる演出もあるので、どの等級の席でも通路側の席にいるとより楽しめそうです!
チケット販売開始日
一般販売は2018年3月5日(月)から。
松竹歌舞伎会(歌舞伎ファンクラブのようなもの)に入会されている方は、これよりも早い日程で購入できます。
チケットを購入できるサイト
松竹が運営するチケット販売サイトチケットWeb松竹からだと、座席の位置を指定して購入できるので、観劇する席にこだわりがある方にオススメ(会員登録要)。
また、イープラス、チケットぴあ、ローソンチケットなどの各プレイガイドからも販売があります。こちらでは抽選による先行販売もあるようです。
詳しくは歌舞伎美人の公演情報ページの『チケット詳細』をご覧ください。
まとめ
ワンピース歌舞伎は、歌舞伎を初めて観るという方にも、今までに観劇したことがある方にも、ディープなファンの方にも、誰もが楽しめる演目だと思います。
この機会にぜひ、ご覧ください!
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