大阪松竹座『七月大歌舞伎』の船乗り込みを見ました【観覧の注意点など】

2018年の6月末に、大阪松竹座の七月第歌舞伎の船乗り込みを観覧しました!
写真とともに船乗り込みのことを振り返ります。

目次

船乗り込みとは?

大阪松竹座で毎年夏におこなわれる七月大歌舞伎では、初日の前に出演者をお披露目する「船乗り込み」というイベントがあります。
出演俳優が道頓堀を船で移動してきて、戎橋付近に着岸。のちに松竹座前でおこなわれる式典にて、出演俳優から挨拶があるというのが毎年恒例の流れのようです。

船乗り込みの船には一般の人も乗船することもでき、毎年募集があります(抽選制)。ご参考に、2018年の募集の案内はこちら。

歌舞伎美人
大阪松竹座「船乗り込み」乗船者募集のお知らせ|歌舞伎美人 松竹が運営する歌舞伎公式サイト。歌舞伎の公演情報、ニュース、俳優インタビューなどをお届けします。こちらのページは、ニュース「大阪松竹座「船乗り込み」乗船者募集の...
この記事は、2018年に観覧した船乗り込みのことをまとめています。
細かなところは毎年異なると思いますので、詳しくは毎年6月ごろに発表される歌舞伎公式サイト歌舞伎美人の告知をご確認ください。



2018年の船乗り込みの様子(写真付き)

2018年の船乗り込みで、事前に発表されていたタイムスケジュールはこちら。

■当日のスケジュール(予定)
2018年6月29日(金)
13:00 本町橋より出航 ※式典はありません
(本町橋~農人橋~日本橋[道頓堀川]~太左衛門橋~戎橋)
13:30 船上より口上(とんぼりリバーウォーク[戎橋東側])
13:45 式典開始(大阪松竹座)
14:15 終了予定

引用元 http://www.kabuki-bito.jp/news/4775

12時40分ころの道頓堀

俳優陣が戎橋に到着する1時間くらい前に来て、場所取りしておいたら良いか…と考え、12時40分ころに道頓堀に到着。この段階で結構人が集まっていました。
この段階では、船でやってくる俳優陣が見やすい戎橋の中央はすでに人が一杯で行けず(その付近に報道陣のスペースもありました)。
リバーウォークに降りるほうが至近距離で俳優の姿を見られそうでしたが、松竹座の式典も見逃したくないので、移動しやすそうな戎橋の端のほうに待機しました。

道頓堀の川岸のリバーウォークに、観覧スペースも用意されています。

七月大歌舞伎をPRするのぼりがたくさん上がっていて、船乗り込みを盛り上げます。

このときは曇り空だけど湿気があり、暑くて待っている間にも汗が…。飲み物必須です。

13時40分ころ 俳優陣を乗せた船が到着、船上より口上

予定より少し遅れて、出演俳優を乗せた船がやってきました。姿が見えてくるとやはりテンションがあがります!

松本白鸚丈と幸四郎丈がみえてきたところ。
2018年は高麗屋の襲名披露も兼ねていたので、船乗り込みに参加されているのは高麗屋一門の方々のみでした。他の年は違うこともあるようです。

戎橋の近くで上がった紙吹雪をご覧になっている様子。

戎橋の近くに船が着いた段階で、船上で口上があります。
離れた場所だったので全てを聞き取ることはできませんでしたが、上演する演目や出演俳優のこと、出演される高麗屋の2名が襲名する旨などを述べていました。

こちらの動画で船乗り込みの様子が見られます。

もう少し様子を見守ろうか迷いましたが、口上がおおむね終わった時点でわたしは松竹座の前へ移動。こちらもすでに式典を待つ人たちがたくさんお待ちです。
(もしも式典の俳優陣挨拶を前の方で見たいのであれば、早めに式典会場に移動している方がよさそう。)



14時ころ 松竹座前で式典開始

船乗り込みの主役・松本白鸚丈と幸四郎丈が船を降りて松竹座へ移動され、松竹座での式典が始まります。

まずは七月大歌舞伎の上演演目と出演俳優の口上(役名と俳優名をひとりひとり読み上げ)があり、その後大阪府知事、大阪市長などの祝辞や関係各位の挨拶が続きます。
俳優陣のご登場はまだかなあと皆がソワソワし始めた頃(笑)、ついに出演俳優のご挨拶の順番に!

後ろの方にいたので、こんな感じで人の腕の間から写真を撮ることに…
皆さん、俳優陣のお姿を撮り逃すまいと真剣です。

出演俳優のご挨拶の様子など

先述の通り、後方にいたのでなかなかうまく撮れず、写りのよい写真のみ選抜して載せます。

今回の公演の主役、松本白鸚丈と幸四郎丈。
襲名のため黒紋付をお召しになっていて、ちょっと暑そうでした…が、袴姿は格好良かったです。

片岡仁左衛門丈と松本白鸚丈。仁左衛門丈、常にニコニコされていて素敵でした。

中村扇雀丈。

片岡孝太郎丈。

市川猿之助丈。

市川中車丈。

澤村宗之助丈。

中村鴈治郎丈。

ご挨拶の後はこんな感じで後ろに並んで待っていらっしゃいます。
左から中村又五郎丈、中村扇雀丈、片岡孝太郎丈、市川猿之助丈、市川中車丈、中村歌昇丈、中村壱太郎丈。

出演者同士で談笑されている様子も印象的でした。

俳優陣の挨拶の後は、手ぬぐいまきと仁左衛門丈の挨拶で締めます。
手ぬぐいまきの前に、持っていた花束を係のかたに渡されている様子。わたしは残念ながら手ぬぐいをひとつも取れませんでしたが^^; 楽しかったです!

俳優陣のご挨拶、手ぬぐいまき、仁左衛門丈の大阪締めの様子がYouTubeに上がっています。

そのほか、皆さまが撮影された素敵な写真がTwitterに上がっています!よろしければこちらもご覧ください。
https://twitter.com/hashtag/%E6%9D%BE%E7%AB%B9%E5%BA%A7%E8%88%B9%E4%B9%97%E3%82%8A%E8%BE%BC%E3%81%BF2018?src=hash



船乗り込み観覧時の注意点

一度行ったきりなのでコツなどのお得な情報はありませんが… ひとまず感じたことなど。

暑さと紫外線に注意!

船乗り込みがおこなわれるのは6月下旬。梅雨の時期とはいえ、外で待っているとさすがに暑いです。
熱中症対策として水分と、帽子などの日差しを避けるもの、風を起こすうちわや扇子、日焼け止めも塗っておくのがオススメ。わたしが見に行った日は曇りの日でしたが、日焼け止めの塗りが甘かったところが焼けました…w

出演俳優の挨拶を見るなら、早めに松竹座へ

もしも俳優陣の挨拶を間近で見たいのであれば、船乗り込みが終わりしだい早めに松竹座前の式典会場へ移動するのがオススメです。時間とともに人が増えてくるので、少しでも早いほうが前方から見られそう。
ただ、船乗り込みも風流で夏らしいイベントなので、どちらも楽しんでいただきたいです…!



まとめ

七月第歌舞伎を盛り上げる船乗り込み。
平日開催のことが多いのでお仕事がある方は難しいかもしれませんが、ご都合が合う場合は、ぜひ参加されてみてください(^^)

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