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四国こんぴら大芝居を観劇しました【2013年観劇の記録】

前編はこちら。
四国こんぴら大芝居を観劇しました【金丸座のこと】

今回は、こんぴら大芝居の昼公演のレポートです。
毎年楽しみにしているこんぴら歌舞伎。朝ごはんを済ませたあと、希望の席に座るため、早めに金丸座に向かいました。開場一時間ほど前に金丸座についていたのですが、すでに並んでいるかたはいらっしゃって。みなさん、楽しみにいらっしゃってるんですね(*^^*)

金丸座の周りには、のぼりも立っています。
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こちらは立て看板。
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列の前後のかたと、歌舞伎談義をしながら待つことに。
お話ししたのは、地元・香川にお住まいのかたたち。以前は関東に住んでいらっしゃって、歌舞伎座の公演を観ていたというかたも。(歌舞伎座に行ったことがないので、憧れです…!)こういう時間がとても楽しいです。

そうこうしている間に、あたりに花火の音が鳴りました。
開場の時間です!気もそぞろに、早々に金丸座内へ。

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実は今回、花道の近くのマス席だったのです!あまりに花道が近くて、母と興奮。

なお、ここから作品の感想を私見で書きますが、わたしはまだまだ歌舞伎初心者で…深い考察はできておらず、あくまでも初心者の視線から見ていると思います。
お見苦しい文章かとは思いますが、ご了承のうえ、楽しんで頂ければ幸いです(^^ゞ

鳥辺山心中

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菊池半九郎  片岡愛之助
遊女お染   市川春猿
その名の通り、心中もの。京で仲睦まじくしている半九郎と、遊女のお染。
ただ、半九郎はひょんなことから同胞の弟と口論となり、殺してしまう。江戸時代の私闘は切腹もの。
腹を切らなければならなくなった半九郎が、付いていくと泣き縋るお染とともに、心中をする…という流れです。

舞台は江戸時代ですが、新歌舞伎のためか、描かれている内容は現代的でわかりやすいなあ、と感じました。とくに半九郎が激昂したくだりは、現代の感覚の人たちが見てもわかるようなシチュエーション。
口語で何をいってるかわかりやすいから、余計にそう感じました。

そして、市川春猿さんを間近で観ていて思ったのですが… 顎の線がとても細くてきれい!
愛之助さんは相変わらずの男振りで、色っぽくて格好良い。愛之助さんが春猿さんの膝枕で寝ているところは絵になりますね。

ちなみに、個人的に不可解だったのが、遊女お染の状況。郭で働いているけれど、晴れ着を誂えてくれるような父親が、たまに顔を出してくれて。
遊女に身をやつすとなると、貧しい女性という印象があったのですが、そうではない場合もあるのかな。

幕間

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さてさて、次はいよいよ市川猿之助さんの登場です。
休憩時間中は、福山雅治さんが猿之助さんに贈られた絵があしらわれた幕に変わっていました。1月の松竹座での襲名披露公演でもこちらの幕がかかっていたので、襲名披露公演の間中、使われてるみたいです。荒々しく、現代的な雰囲気が猿之助さんらしくて好きです~。

義経千本桜 川連法眼館の場

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狐忠信  市川猿之助
源義経  片岡愛之助
昨年のこんぴら歌舞伎で同じ演目を見ていたので、演目自体は見知っていました。歌舞伎独特の狐言葉や手つきがすごく好きで…楽しみにしつつ、楽な気持ちで見れました~。

猿之助さんの狐忠信、わたしはすごく好きです。
動きがきびきびしていて、愛嬌があって…この言葉が相応しいのかはわかりませんが、かわいかった…!(実際に「かわいい」というつぶやきはまわりのお客さんからも聞こえてきました)
表情や狐言葉を少しデフォルメされているように感じて。狐忠信が初音の鼓の子狐であることを意識されてるのかな?
ちなみに、1月にテレビの特別番組で松竹座で上演されていた「義経千本桜 川連法眼館の場」を見たのですが、その時はもう少し動きが大人しかった印象でした。アレンジしていらっしゃるのかも。

もちろん、かわいらしさだけではなく。
個人的に見入ってしまったのが、動作の端々から伝わる猿之助さんの身体能力の高さ。
狐と正体を明かした後のけれんのある動作全般、平家の郎党との立ち回り。鍛えていらっしゃるんだなあ…。体の隅々にまで神経がいきわたっているように感じました。
自分の体を自在に操れるというのは、いかほどに面白いことだろう。

猿之助版「義経千本桜 川連法眼館の場」の見どころ。宙吊り!

平家の郎党との立ち回りが終わると、狐忠信が退場する番に。
先代猿之助さん(現・猿翁さん)の狐忠信も宙吊りをして退場されると聞いているのですが、それを猿之助さんも踏襲されています。

平家の郎党に取り囲まれて準備をされたあと、狐忠信が宙に浮かびます。(ちなみに、金丸座ではワイヤーを巻き上げる装置は電動で、前後に動かすのは人力だそうです)
宙吊りになった狐忠信が、嬉しさを表現するように初音の鼓を持ってばたばたと手足を動かすのだけど、その動きが特徴的で… 何回も言ってしまうのですが、かわいかったです。(笑)その動きの度にわっと会場が沸いていました。
花道の近くの席だったので、間近で見られたのがほんとうに嬉しかった! 最後はたくさんの桜吹雪を散らしつつ、花道の出入り口付近に下がってきて、退場。

猿之助さんを間近で観て、華も実力もある役者さんなのだなあ…と感じて、舞台にいる間は目が離せませんでした。

余談ですが…
もしも歌舞伎を見たことがなくて、そして動物好きの人に、「どの演目を見たらいいの?」と聞かれたら、狐忠信が活躍する「義経千本桜 川連法眼館の場」を自信を持っておすすめすると思います。
狐の動きにけれん味が合って面白いと思うし、最後の平家の郎党との立ち回りもリズミカルで好き。こんぴら歌舞伎では、その場面になると手拍子が起きていました。

こんぴら歌舞伎の感想、まとめ

毎年一公演のみを観ているので、楽しかったこんぴら歌舞伎も、これでおしまいです。金丸座での役者さんとの距離感の近さは、金丸座ならでは、ですね。
いつも遠くの席から舞台を観ているので、大好きな役者さんがたを間近で見られるということが、とても嬉しいです。
まだ2013年のこんぴら歌舞伎が終わったばかりなのですが…来年もまた観に来られると良いな。楽しみです(^^)!
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