歌舞伎に興味はあるけど、観たことがないという人へ

歌舞伎を見ることがわたしの趣味だと人に言うと、色々な人から質問を受けます。
なかには「歌舞伎に興味はあるけど、観たことがない」という人もいて、そのたびに「とても面白いから、一度観てみてほしいな」と思います。
少しでも後押しになれば…と思って記事を書いてみます。

予想以上に、カジュアルに楽しめる歌舞伎

わたしも歌舞伎を初めて見るまでは、「歌舞伎って敷居が高そう…」と思っていました。何も知らない人が気軽に見に行っても良いのかな?と思ってしまいますよね。
でも観る度に、その印象は良い意味で裏切られています。

歌舞伎の「世話物」というジャンルの演目に代表されるように、演目そのものに喜劇的な笑いどころがあるものも多くあります。観劇しながら声をあげて笑ってしまうこともしばしば。
出演されている俳優さん自身をネタにして会場を和やかにする演出もあって、「歌舞伎は高尚な雰囲気があると思ってたけど、そうじゃないんだなー」と良い意味で先入観を裏切られました。
もともと、江戸時代には大衆の娯楽として楽しまれていた歌舞伎。気軽に楽しみましょうっ(^^)

初めて見る歌舞伎は、ミーハーな気持ちで選ぼう

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初めて観劇するときは、「テレビでよく観る役者さんを実際に見たい」とか、「有名そうなお話だから見てみたい」とかのミーハーな理由で演目を選んで良いと思います。

わたしが初めて見に行った歌舞伎は、地元・神戸に松竹大歌舞伎の巡業できていた松本幸四郎さんの勧進帳でした。
もともと歌舞伎に興味はあったけれど、実際に観に行ったことはなく…「テレビでもよく見る松本幸四郎さんだし、勧進帳(弁慶)もどこかで聞いたことがあるお話だし、行ってみようかな」という些細なきっかけで観に行きました。
実際に見てみて、実際の舞台の美しさに魅了されたことと、松本幸四郎さんの役者としての力量の深さを肌で感じて、一度にハマってしまいました。

舞台の美しさを体験してほしい!

わたしが歌舞伎に魅了されたきっかけで一番大きいものはこれ、でした。
江戸時代初期から長年続いている芸能なので、とにかく舞台美術や衣装のデザインが洗練されていて美しい!
個人的には着物が一番好きで、役者さんが登場されるたび、まじまじと観察してしまいます。たくさんの色柄が使われているのに、なぜあれほど見事に調和しているのか…惚れ惚れする美しさです。

もちろん着物だけではなく、華やかな演目(荒事というアクションや、舞踏もの)では、舞台の大道具そのものも豪華絢爛!
見どころのシーンに挟まる見得(決めポーズ)も絵画のようで、観ていて飽きません。

物語の数、ジャンルが豊富。好きな作品が見つかるはず

物語の数が多いのはもちろんのことですが、本当にさまざまなジャンルがあります。歌舞伎をよく知る前は、漠然と「静かなお話が多いのかな~」と思っていたのですが、実際に見るようになってからその考えは裏切られました。

適当に例をあげると…
和事…恋愛物。江戸時代に上方で発展。
荒事…ざっくりと述べるなら、アクション、大活劇。江戸時代に江戸で発展。
時代物…江戸時代当時からみた時代劇。源平合戦を題材にしたものなど。
世話物…江戸時代当時からみた現代劇。コメディ要素があるお芝居もいくつか。
舞踏…舞踏要素の強い作品。

新しい演目を見る度に、「今回はどんなお話なのかな」とわくわくしながら鑑賞しています。

セリフやあらすじはイヤホンガイドで理解できる

ほとんどの劇場でイヤホンガイドという同時解説のシステムが用意されていて、観劇の時には毎回利用しています。
歌舞伎を見ながら、とても良いタイミングでガイドの方が解説を加えてくださいます。登場人物の人となり(衣装などの解説も)、演じている人、セリフや状況の解説などなど…イヤホンガイドを聞きながら鑑賞すると、すんなりお話が理解できます。

料金は、イヤホンガイド専用の機材を借りるときに1600円程度を支払って、機材の返却とともに1000円が返ってくるしくみ。(大阪松竹座の代金なので、劇場によって変動があるかもしれません。)
歌舞伎を見に行ったら、借りて損はないです!
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その他にも、劇場で筋書(パンフレット)を買って読むと、かなり詳しい解説が載っています。物語がしっかり把握出来るので、パンフレットをチェックしながら歌舞伎を観ている方もいらっしゃいます。
あとは、公演のチラシやインターネットなどであらすじに目を通しておくだけでも大丈夫。昔の言葉とはいえ、同じ日本語なので、あらすじをなんとなく理解していれば、意外と言ってることはわかります(^^)

チケットや公演情報は、インターネットから入手

公演情報は、歌舞伎美人(かぶきびと)でチェックしています。劇場ごとの公演情報がわかりやすく、役者さんのインタビューもあって見どころ満載です。
チケットの購入は、チケットウェブ松竹から。
座席の細かな指定が出来て、スムーズに購入できます(購入の際は、会員登録が必要)。モバイルサイトもありますが、PCから購入するほうが座席の指定がやりやすいかも。

もちろん、電話でもチケットは購入出来ます(チケットホン松竹)。
また、地方巡業の公演などは、チケットぴあやローソンチケットでも購入できた記憶があります。

観劇時に気をつけることは…

上演中は携帯電話をマナーモードにする、おしゃべりをしない…という点は、映画鑑賞や舞台鑑賞などと同じで、とくに気にするところはないと思います。
服装は、観劇に集中できるよう体が楽な格好を選びましょう。ただ、せっかく観劇するのですから、ちょっとだけ綺麗めの服装にするとベター。少しおめかしして、非日常を楽しみましょう♪

歌舞伎の舞台は非日常。楽しんで!

歌舞伎の舞台を見ると、現代の生活をひとときの間忘れて、江戸時代の昔に引きこまれてしまいます。
一度観てみると、本当に面白い世界です。日本の伝統的な文化、一度体感してみてはいかがでしょうか?
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