福岡の博多座で『あらしのよるに』が再々演されます!
以前、歌舞伎座での再演時にも記事を書いたのですが、今回も最新の情報にあわせて記事をアップします。
歌舞伎『あらしのよるに』とは
『あらしのよるに』は2015年9月に京都南座で初演を迎えた新作歌舞伎。同名の絵本がもととなった作品で、原作絵本はアニメ映画化もされています。
中村獅童さんが狼のガブ役、尾上松也さんが羊のメイ役を演じており、この配役は再々演でも続投されるそう。
狼や羊という動物を歌舞伎らしくデフォルメして表現し(特に羊はとてもかわいらしく悶絶もの)、
つい笑ってしまうような和やかなシーンから、手に汗握るアクションシーンもあって飽きさせず、
飛び六方など随所に歌舞伎のエッセンスがちりばめられていて、歌舞伎を初めて観る方も十分に楽しめる作品です。
また、『あらしのよるに』は4歳以上のお子さまも観劇できるとのこと。
わかりやすいお話なので、大人も子どもも楽しめると思います! 親子で観劇されるのはいかがでしょうか(^^)
【『あらしのよるに』お子様のご入場について】
『あらしのよるに』は、絵本原作の演目でございますので、本公演に限り4歳以上入場可とさせていただきます。4歳以上の方は、チケットをお買い求めの上、ご入場お願い申し上げます。あわせまして、膝の上にお子様を抱いてのご観劇はご遠慮ください。— 博多座(公式) (@hakatazatheater) 2018年7月30日
詳しい感想はこちらの記事にも書いていますので、よろしければご覧ください。
https://gohiiki.emma-design.net/young-kabuki/
再々演の公演情報詳細
上演する劇場
福岡県博多座
歌舞伎美人のサイトにて博多座を取材したわかりやすいページがあります!初めて観劇に行く場合などは参考になりそうです。
http://www.kabuki-bito.jp/special/lixil/42/index.html
上演期間・時間
昼の部 午前11時30分~
夜の部 午後4時30分~
※15日(木)夜の部のみ18時~
チケット代
A席 15,000円
特B席 12,000円
B席 9,000円
C席 5,000円
初演や再演では俳優が1階の客席に降りてくる演出がふんだんにあった(!)ので、1階席の通路側・または花道の横のお席だと臨場感を感じられそう。
なお、博多座はどの席からでも舞台が見やすいとのことなので、一番手が届きやすいお値段のC席も十分に楽しめると思います。
博多座公式Twitterのツイートより。2階席からも舞台が見やすそう!
博多座でも1階中央ブロックの前方の席が人気ですが、ミュージカルは2階席から観るという方も多くいらっしゃいます。2階席の最前列は、1階席で言えばP・Q列の辺り。俳優の動きや舞台機構全体が楽しめ、音響もとてもクリアに聴こえます。 pic.twitter.com/ZkEmVuXbkz
— 博多座(公式) (@hakatazatheater) 2014年7月3日
チケットの購入方法
9月8日(土)から一般販売が始まります。博多座オンラインチケットや、博多座電話予約センターなどで購入できます。
※今回は通常の歌舞伎公演と異なり、チケットWeb松竹での販売はないようです。
詳細は歌舞伎美人のWebサイトの公演情報にある「チケット詳細」の項目をご覧ください。
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/other/play/575
配役
ガブ役の中村獅童丈・メイ役の尾上松也丈など、ほとんどの配役は初演から引き続き続投され、みい姫役とぎろ役のみ博多座公演で新たな配役となります。
がぶ | 中村 獅童 |
---|---|
めい | 尾上 松也 |
たぷ | 中村 萬太郎 |
みい姫 | 中村 米吉 |
山羊のおじじ | 市村 橘太郎 |
はく | 市村 竹松 |
がい | 河原崎権十郎 |
狼のおばば | 市村 萬次郎 |
ぎろ | 中村 錦之助 |
みい姫役の中村米吉丈はふんわりとした雰囲気のかわいらしい女方なので、山羊の姫役ははまり役となりそう。敵である親玉のぎろ役は涼しい美貌の歌舞伎俳優・中村錦之助丈がつとめられ、場をピリッと締めてくれそうです。
まとめ
私事なのですが、わたしは再々演の報を聞いた時、何が何でも絶対観劇する!!!と思っていました。ただ、諸事情で行くのを断念しています。
『あらしのよるに』は本当に面白くてわかりやすく、ふだん歌舞伎を見たことがないという方でも楽しめる歌舞伎なので、興味をお持ちの方はぜひご覧になってみてください!
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